優しい甘さととろ~りとする生はちみつは気持ちまでとろ~りと。
この味が忘れられなくなります。
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皆さん、ミツバチがはちみつをどうやって作っているか、ご存知ですか?
ふと、気になってしまい調べてみました。
これを知ったら、きっと加熱はしないで!非加熱の生はちみつだけに!!と言いたくなると思います。
ご紹介させていただきます。
Contents
はちみつができるまで
生はちみつは、ミツバチが一生懸命働いて作ったものです。
お花のシーズンのミツバチの巣は、約6万匹もの大家族になります。
1匹の女王蜂と2000~3000匹のオスの蜂、そしてそれ以外はメスである働きバチです。
お花の蜜~はちみつになるまでには、たくさんのプロセスがあります。
花蜜の収集
お花の蜜を集める働きバチはベテランのお仕事です。
巣の外に(3km以上も)遠くに飛んで、ミツバチの大好物である甘くてたくさん蜜が出るお花を探してくるお仕事を蜜集めといいます。
見つけるとダンスを踊ってお花畑のある方角を仲間に知らせます。
このダンスの正確さには脱帽です。
目的地が近いときは、テンポの早い「円形ダンス」、遠いときは、ゆっくりとした「8の字ダンス」、太陽との角度で方角も示すそうです。
そして、1日に10数回も繰り返してお花からお花へ飛びまわり、一生懸命に花蜜を集めます。
ショ糖を分解
花蜜を集めた働きバチは、巣に戻ると内勤の働きバチに口移しで蜜を渡します。
こうして集められた花蜜は水分が60パーセントも含まれています。
主成分がショ糖です。
ショ糖は働きバチのだ液によってブドウ糖と果糖に分解されますが、まだ未完成はちみつです。
みんなで熟成
働きバチはこの水分の多いはちみつを巣の上に薄く広げて、羽でパタパタと風を送り、水分を23パーセント以内にまで蒸発させたます。
その後、巣穴(蜜房)に集め、水やゴミが入らないように蜜蝋と呼ばれるロウでフタをして貯蔵します。
そして熟成するのを数日間待ち、自然に熟成させ糖度が約80%になったら、はちみつの完成です♪
ミツバチの一生
1匹のミツバチが一生に集めてくる花蜜は、どのくらいかご存知ですか?
わずかティースプーン1杯(約10g)あるかないかなんです。
- 卵(約3日)
- 幼虫(約6日)・・・幼虫のエサはローヤルゼリー、4日目からは花粉とはちみつ
- おそうじ係(羽化後~5日)・・・巣から出てまずはお掃除。ミツバチはキレイ好き。
- 子育て(3日~5日)・・・ローヤルゼリーが分泌出来るようになると幼虫や女王蜂のお世話をします。
- 熱冷まし(3日~10日)・・・巣の中の温度を35度前後に保つため、羽をパタパタさせて風を送り温度管理をします。
- 巣作り(8日~16日)・・・蜜蝋というワックスの分泌が盛んに!蜜蝋とだ液を混ぜてもので巣を作ったり、幼虫が入った巣房にフタをしたりします。
- 貯める(12日~18日)・・・外から運ばれて花粉や花蜜を巣の中に蓄えます。
- 門番(16日~24日)・・・巣の入口で外敵の侵入の様子を監視。侵入してきたら攻撃します。
- 蜜・花粉集め(20日~)・・・花蜜や花粉を集めに外に飛び立ちます。
ミツバチの寿命は羽化から30日~60日と言われています。
とてもはかないミツバチは懸命に蜜や花粉を集め続けてその一生を終えるんです。
あんな小さな体で一生懸命に動いてティースプーン1杯です。
ミツバチの尊く儚い命に感謝の気持ちしかありません。
そんなミツバチたちが作る生はちみつをわざわざ加熱処理出来ますか?
皆さんはどう思われますか?
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生はちみつ
ミツバチが一生懸命集めてきて出来た生はちみつ、古代ギリシャのオリンピック競技に出る選手たちが生はちみつを飲んで体力をつけたという伝説もあるように、はちみつは天然の栄養源として古来から世界の人々に愛され、利用されてきました。
その当時からも傷口を細菌から守り、傷口の回復にも役立つことから長らく外用として使われてきました。
アメリカやロシアでは外科手術の後、傷口を守るために生はちみつを利用すると傷口の治りがとても速いという臨床結果も出ているそうです。
抗菌・抗ウイルス、抗炎症作用があったことを古代の人たちが知っていたということに驚きました。
他にも高い保湿効果、口内炎、虫歯、歯周病、喉の炎症などに効果、風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。
さらにビタミンB群、パントテン酸、コリン等、約10種類のビタミン類をはじめ、カルシウム、カリウム、鉄など約27種類のミネラル、ブドウ糖や加糖などの炭水化物、酵素など他に約150種類、計190種類の栄養素が含まれています。
生はちみつには蜂の腸管にしか存在しない、インジカム菌やアステロイデス菌という2種類の乳酸菌(ビフィズス菌)が含まれているため、腸内環境を整えるのにも役立ちます。
高温加熱処理・高圧フルターをすることではちみつの瓶詰はとても簡単(加熱処理でサラサラの液体になるから)になり、大量生産が可能になりますが、48度以上で加熱・殺菌してしまうことで本来の生はちみつではなくなってしまいます。
ノンフィルターか低温または非加熱でフィルタリングされたものが非常に大切です。
効果
- 腸内環境改善
- 眼精疲労
- アレルギー体質の緩和
- 疲労回復
- 二日酔いの緩和
- 脳の活性化
- 貧血予防
- 胃がん予防
- 不眠症改善
- キズの治癒効果
- 口内炎治療
- 喉のケア
- 殺菌効果
- ダイエット効果
- 免疫力を高める
- 発ガン物質の生成を抑制する
- 腸の腐敗産物の生成を抑制する
- ビタミンB群を作る
- 美肌効果
- アンチエイジング効果
まとめ
いかがでしたか。
ミツバチの懸命な働きによって、時間をかけて作り上げた生のはちみつ。
加熱処理をすることで大量生産が可能になるそうですが、ミツバチの苦労が台無しに。
大事な栄養素が失われてまで。。。と思います。
人の手を加えない自然にまかせた手間暇のかかる生はちみつですが、それだけの価値は充分あると確信しています。
生産者さんのミツバチ・生はちみつに対する想いを知っていただきたいなぁ。と願います。
食に対する意識をほんの少し変えるだけで、食の視野がグッと広がりますよ。
What makes your body? You are what you eat.
「何があなたの身体をつくっていますか? 今、食べたものがあなたの身体を作っているのです!」
貴方もエレガントで素敵な女性に♡♡♡
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